2008年01月06日

読んだ本 2007

あけましておめでとうございます。

明日から仕事です。その前に去年の"まとめ的記事"を二つ、アップします。まずは、読んだ本から。前回は、星5つを満点として簡単に採点だけしてみましたが、今回は感想も書いてみました。興味を持ったらリンク(Amazon)に飛んで、あらすじや口コミを見てみて下さい。



風林火山
井上靖
★★★★★
NHK大河ドラマの原作。武田に捉えられた由布姫が雪の中脱走し、勘助が探しに行って見つけ出すところは、朝の通勤電車内なのに涙ポロリ。ドラマも良かった!今日から篤姫が始まる。原作、宮尾登美子だし、読みたいのに時間が無い…。

翳りゆく時間
浅田次郎 選/日本ペンクラブ 編
★★★★★
江國香織、北方謙三、吉田修一、阿刀田高、浅田次郎、山田詠美、三島由紀夫の短編小説集。大人な話で、何度も読み返したくなる本。

檸檬のころ
豊島ミホ
★★★★☆
秋田県雄勝町(現 湯沢市)出身の女性作家による、映画化もされた作品。田舎の進学校"北高"を舞台にした青春もの。映画は観逃したので、いつかレンタルしようと思ってる。同じ青春ものなのに、以下に紹介する【夜のピクニック】とは違って、かなり共感できる。著者との歳の差(恩田陸 '64 宮城/nmf '75 山形/豊島ミホ '82 秋田)と、趣味(檸檬のころには音楽の話がたくさん出てくる♪)によるものと思われる。

モルヒネ
安達千夏
★★★★☆
山形県出身の女性作家。主人公(女性医師)の前に7年ぶりに姿を現した元恋人(ピアニスト)は余命三ヶ月の末期癌で…。淡々とした文章、それでいて"血の温度"を感じさせる作家だと思う。他の著書も読んでみたい。

金閣寺
三島由紀夫
★★★★★
日本語って、本当はこんなに美しいんだ…と、改めて思った。枕元に生涯一冊常備しておくとしたら、これでしょう。

グミ・チョコレート・パイン パイン編
大槻ケンヂ
★★☆☆☆
角川のブックカバー欲しさに、峯田のコメントが帯だったのでつい買ってしまった本。でも、それなりに楽しめた。映画化されて、現在、テアトル新宿で上映中。

アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
★★★★★
7月に映画も観た。伊坂、最高!

グラスホッパー
伊坂幸太郎
★★★★★
ラストに唸らされた。やっぱり、伊坂、最高!!

チルドレン
伊坂幸太郎
★★★★★
独自の正義感で周囲を自分のペースに引き込む、一見うざい、でも憎めない男"陣内"を中心に起こる事件の数々。笑えて爽快な連作短編集。振り切れんばかりに、伊坂、最高!!!

見知らぬ妻へ
浅田次郎
★★★★☆
次郎ちゃんの短編集。読み始めて、何だか懐かしい。それもそのはず、既読だった。本棚の整理をしていたら、同じ文庫が出てきた…。こういう事態が生じないよう、備忘録としてブログに書いてるはずなのに…。初版が2001年4月だから、一冊目はブログを始める前(ブログ開始は2005年4月)に買ったんだ。うん、きっとそうだ。…にしたって、同じ本をまた買っちゃうこの記憶力って…。

悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記
木村元彦
★★★★★
前にも【オシムの言葉】について書いたけど、木村元彦の本が好きだ。全ての著書を読破したい衝動にかられ、図書館から借りまくり作戦開始。その第一弾。世界には知らないことが多すぎる。それを知らせてくれる"ルポライター"という職業には頭が下がる。自らの足で現地に赴き、自分の目と耳で見聞きしたこと、肌で感じたことを私達に知らせてくれるのだから。

蹴る群れ
木村元彦
★★★★★
【オシムの言葉】よりも前から七年間を費やし、取材した作品。彼のフィールドは東欧やユーゴだけではない。サッカーに関わる人、必読。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実
米原万里
★★★★☆
著者は、共産党員だった父の転勤のため、'60からの約五年間を在プラハ・ソビエト学校で学び、その後、東京外語大、東大を卒業。現在、ロシア語会議通訳、エッセイスト。ソビエト学校時代の旧友の話を三つ、まとめた作品。共産主義って縁のない存在で、知らないがために誤認識してたとこもある。根本は同じ"人間"の考え出した思想なのだからと、"未知ゆえの恐れ"みたいなものを払拭してくれた作品。面白かった。

夜のピクニック
恩田陸
★☆☆☆☆
友人に借りて読んだ文庫。確か映画化されたけど観てない。青い。これを読む(そして何かしら、心を動かされる)には私は歳をとりすぎたのか?かといって、あの頃(高校時代)に戻りたい…なんてこともさっぱり思わない。枯れてる?(笑)

一度も植民地になったことがない日本
デュラン・れい子
★★★☆☆
タイトルだけ見ると難しい戦後史か何かかと思うが、パリにお住まいの日本人マダムが書いた「ヨーロッパ人ってこうなのよ。日本人に対するイメージはこうなのよ」っていうエッセイ。

世界の日本人ジョーク集
早坂隆
★★★☆☆
「われわれは、世界中でこんなネタになっている」との帯がついた新書。著者紹介を見ると、1973年生まれのルポライターで、ルーマニアやイラクを題材にした著書が多い。木村元彦のオシムやピクシーに関する本を読んで、戦地=暗いイメージの東欧にこそユーモアがあるものと知ったので、単に"世界中を巡った人"ではなく、"ルーマニアやイラクで取材した人"が書いた本ならばと購入。

「狂い」のすすめ
ひろさちや
★★★☆☆
狂っていいの?!仏教の教えが肯定してくれちゃう訳?!と思って買った新書。言ってること(多分、お釈迦様とか昔の偉いお坊さんが)には同意できるが、文体が口語的なのが気に食わない。講演会でのスピーチを明文化したものなのか?説教されてるみたいで癪に障るんで、途中から語尾を無視して読み進めた。

カミブログ
吉井和哉
★★★★☆
【CDでーた】に連載していた【吉井和哉 今月の格言】の書籍化としてはハードカバーの【蜜色の手紙】があるが、これは、その文庫版。最近の吉井自身が読み直してコメントしている点が面白い。当時と現在、嘘と方便。

失われた愛を求めて―吉井和哉自伝
吉井和哉
★★★★★
別記事にも書いたけど、店頭に並んだ直後購入し、読みかけの本そっちのけで、数時間で読破。まさに「赤裸々Go!Go!Go!」

中の精神
呉清源
★★★★☆
映画【呉清源―極みの棋譜】の原作。とても良い映画だったので、図書館で借りて読んだ。こんなすごい人生を歩んだ人が、未だ小田原に住んでるなんて驚き。

本の読み方―スロー・リーディングの実践
平野啓一郎
★★☆☆☆
本屋に立ち寄るたび「読みたい本がありすぎる…人生足りない!」と思っている。そんな生き急ぎならぬ"読み急ぎ"気味な私にまったをかけた新書。



他にも読んだ本(特に、図書館から借りた本や、友人に貸し出し中の本)があった気がするので、思い出したら追記します。


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posted by nmf at 18:36 | 神奈川 ?J | Comment(2) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
こんばんわ!!

「風林火山」、ドラマは欠かさず見てました。
原作も読んでみようかな。

「モルヒネ」読みました。なんか、透明感のある
作品だなと思いました。

「金閣寺」あ、本当。(nmfちゃんの感想を読んで)
早速読んでみなくてわ。

「チルドレン」読みました。面白かった。他の
作品も読んでみる〜。

というわけで2冊、読んだ本あったょ(^O^)
一緒で嬉しかったょ!!

今年も宜しくお願いします。
Posted by りすきぃ at 2008年01月07日 00:25
> りすきぃchan,
コメントありがとうございます!

風林火山...私も全ての回を見ました。文庫本一冊の原作をどうやって一年間のドラマに膨らますのか楽しみにしていたのですが、期待を裏切らない出来で満足しています。キャストも良かった。でも、亀治郎の待ちうけは要らない。(妹が携帯に画像を送りつけてきた。笑)

モルヒネ...「透明感のある」ってぴったりな表現だね。女性作家の作品には怨念みたいなものを感じることがあって(笑)最近、避け気味なのですが、安達千夏さんの作品は、ひゅーどろどろしてませんでした。

チルドレン...確か、りすきぃchanも読んだと言っていたはず、トラバしようかと思ったのですが、あまりにタイミングがずれていると思ってやめました。次の伊坂幸太郎は【死神の精度】を読む予定です。金城武主演で映画化されるんだ。楽しみ♪
Posted by nmf at 2008年01月07日 13:02
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